営業を辞めたくなった瞬間は何度もある。
「もう無理だ」
「何でもいいから、誰か助けてくれ」
本気でそう思っていた。
今回は、20年以上営業をしてきた中で、
私が「もう辞めたい」と思った瞬間を、
正直に書いてみようと思う。
おそらくどれか一つくらいは、
同じように感じたことがある人もいるはず・・・
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◼︎営業を辞めたいと思った第3位「上司からの電話」
朝の見込み確認。
昼の進捗確認。
夕方の実績報告。
管理が大切なのは分かる。
わかりますよ。
それもマネジメントですから。
数字を追うのも仕事ですから。
でも、
見込みがない日の電話ほど辛いものはない。
「今日の見込みは?」
そう聞かれて、
「ありません」
と答えるしかないのだが、
「なぜ?」
「先週何をしていた?」
「今週の着地点は?」
と聞かれることはわかっている。
言い訳ではないが、
このやりとりが物凄くストレス。
というか、
見込み客の有無は事前に伝えている。
より良い方法は無いのかと思ってしまう。
週明けにアポイントがあるかどうかで、
土日の気持ちはまったく違う。
月曜日にアポイントが入っている。
それだけで、
少し気持ちが楽になる。
逆に、
面談の予定が何もない・・・
そんな週末は、
月曜日のことばかり考えてしまう。
華金?
ないない。
金曜日の夜なのに、
「月曜日がしんどい」と、考えている。
この先これが何年も続くと考えると、
そりゃ辞めたくもなります・・・
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◼︎営業を辞めたいと思った第2位「数字に追われる毎日」
「逆算して考えろ」
「あと〇件足りない」
「このままだと未達だぞ」
毎日。
毎週。
毎月。
成約率。
単価。
必要面談数。
架電件数。
すべて数字に分解される。
もちろん、
正しいことを言われているのは分かる。
わかりますよ。
営業だから。
数字が必要なのも分かってますよ。
でも、
ふと思ってしまう。
「自分は、何のために働いているんだろう」
数字を追って。
いや、追われて。
数字が足りなくて。
また数字に追われる。
達成しても、
次の月が始まる。
終わりがない。
ゴールしたと思ったら、
またスタート地点に戻される。
そんな感覚。
頑張っているつもりなのに、
数字がなければ、
「頑張っていない人」に見える。
数字がない。
↓
上司から言われる。
↓
自信がなくなる。
↓
さらに営業が嫌になる。
↓
また数字が取れない。
いつの間にかそんな悪循環に・・・
心がゴリゴリ削られていった。
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◼︎営業を辞めたいと思った第1位「同期との比較」
これが一番きつかった。
同じタイミングで入社した同期。
同じ会社。
同じような研修を受けている。
なのに、
なぜか結果を出している。
自分は何をやっても上手くいかない。
「どうやってるの?」
聞いてみても返ってくるのは、
「たまたまだよ」
「運が良かっただけ」
「良いお客様だったから」
なるほど。
そうなのか。
たまたまか。
でも、
再現できない。
再現性がない。
その人のやり方を真似しても、
自分にはできない。
後輩もどんどん結果を出していく。
周りは評価されていく。
自分だけ、何も変わっていない。
気づけば完全に孤独。
「自分は絶対に営業に向いていない」
「もう辞めたい」
「もう行きたくない」
何度も、そう思った。
何度も。
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◼︎「数字がない自分には、存在価値がない」と思っていた
あの頃は正直、
絶望感しかなかった。
頑張っているつもりでも、
評価されるのは結果。
数字がある人は評価される。
数字がない人は評価されない。
そしていつの間にか、
数字がない自分には、
存在価値がないように感じていた。
「この世界に、自分の居場所はない」
ずっとそう思っていた。
営業に向いていない。
仕事もできない。
周りは結果を出している。
自分だけ取り残されている。
何でもいいから、
誰か助けてほしい。
そんなことを思いながら、
それでも翌朝には、会社へ行っていた。
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◼︎それでも営業を辞められなかった
なぜ辞めなかったのか。
正直に言うと、
辞める勇気もなかった。
家族がいる。
親もいる。
兄弟もいる。
心配をかけたくなかった。
そして、
その頃から思っていた。
「どうせダメなら、ここでスキルだけでも身につけて辞めよう」
かなり後ろ向きな理由だった。
営業を続けることが目的ではなかった。
辞めることが目的。
でも、
この考え方が結果的に一つの転機になった。
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◼︎営業が苦手な私が、初めて自分自身と向き合った
それまでは、
結果を出している人の真似ばかりしていた。
スキルを盗もう、そう考えたからだ。
話し上手な人。
説明が上手い人。
雑談が上手い人。
お客様との距離を縮めるのが上手い人。
営業ができる人を見て、
「この人みたいにならなければ」
と思っていた。
それが、
営業で結果を出すための近道だと信じていたから。
でも、
かなり無理をしていた。
話し上手なふりをする。
説明が上手いふりをする。
雑談が上手いふりをする。
当然疲れる。
思った以上にしんどい。
そしてトドメを刺すように、
上手くいかないのである。
ある時、初めて立ち止まって考えた。
(酒を呑みながら)
「自分は、何が嫌なんだろう」
「どの瞬間が、一番つらいんだろう」
「逆に、何なら苦しくないんだろう」
考えてみた。
考える時も苦しかったけれど。
すると、一つだけ発見。
私は“お客様の話を聴くこと”は、
それほど苦ではなかった。
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◼︎営業が苦手な私が「聴く営業」に変えた
だったら、
無理に話さなくてもいいんじゃないか。
そう思った。
話し上手になる必要はない。
面白い話をする必要もない。
無理に自分を大きく見せる必要もない。
まずはお客様の話を聴く。
その中でお客様が望んでいる未来を知る。
今、
何に困っているのか。
何を不安に思っているのか。
そして、
今と未来の間に、
どんなギャップがあるのか。
何が邪魔をしているのか。
それを、
一緒に整理する。
その上で、
「その未来を実現するために、この商品をどう使えるだろう」
と考える。
“売る”
ではなく、
“一緒に考える”
自分の営業を少しずつ変えていった。
すると少しずつ数字がついてきた。
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◼︎営業のやり方を変えたら、結果より先に気持ちが変わった
一番大きかったのは、
数字ではなかった。
気持ち。
今まで無理していた、
我慢してたモヤモヤが晴れたような、
自然体でいられるという幸せ。
無理に話さなくていい。
嫌われる前提で動かなくていい。
誰かと同じ営業をしなくていい。
自分なりのやり方でいい。
そう思えるようになった。
すると、
少しだけ営業を続けられるようになった。
少しだけ、ね。
続けていると、
「このやり方、もしかしたら合ってるんじゃないか?」
と思えた。
営業が100%好きになったわけではない。
今でもしんどい。
辞めたいと思う日もある。
それでも、
「これなら戦えるかもしれない」
そう思えるようになった。
私にとってこれが大きかった。
仕事でつらいことがあった時、
「どうすればいいんだろう」
と考え、
その解決策や手段が見つかった時。
「ああ、これで何とかできるかもしれない!」
そう思えた時。
私は、少しだけ前を向けることに気づいた。
モチベーションが少し上がる。
少しだけ、ね。
そして結果は、
後からついてきた。
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◼︎営業を辞めたいあなたへ
営業を辞めたくなる瞬間は、
誰にでもあると思う。
上司から電話が来る。
数字に追われる。
同期と比べてしまう。
後輩に追い抜かれる。
頑張っているのに、結果が出ない。
「自分は営業に向いていない」
そう思う。
私も何度も思った。
だから、
もし今あなたが、
「営業を辞めたい」と思っているなら。
一度だけ、
立ち止まってみてほしい。
本当に営業そのものが嫌なのか。
それとも、
今の営業のやり方が、
自分に合っていないだけなのか。
私は営業が100%好きになることは、
今でもない。
たぶん、これからもない笑
でも、
営業が苦手な私でも、
20年以上何とか続けてこられた。
それは、
営業が得意になったからではない。
自分に合ったやり方を、
少しずつ探すことができたからだと思う。
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◼︎それでも、明日の朝はやってくる
営業を辞めたい。
仕事を辞めたい。
もう、何でもいいから誰か助けてほしい。
そんな日があっても、
朝は来る。
アラームが鳴る。
「また、朝か・・・」
そう思う。
それでも、
何とか布団から出る。
顔を洗う。
着替える。
そして、
会社へ向かう。
今日も、
それでいいんじゃないかと思う。
いきなり人生を変えなくてもいい。
営業を好きにならなくてもいい。
誰かみたいにならなくてもいい。
自分に合ったやり方を、
少しずつ探していけばいい。
私もまだ探している途中です。
だから今日も何とか、
生き残りましょう。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
「営業がつらい」
「営業を辞めたい」
「でも、家族がいるから辞められない」
そんな40代会社員の本音を、
ここに書いています。
派手に勝たなくていい。
成功者にならなくていい。
今日も何とか会社へ行けた。
それだけで十分な日もある。
同じ場所に立っている人に、
このブログが届けば嬉しいです。
一緒に、生き残りましょう。
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サラリーマン金八郎
金融機関勤務20年以上|営業・人材育成|社内コンテスト全国優勝|40代会社員
営業が苦手で、
毎朝布団から出られない。
それでも家族のために、
今日も会社へ行く。
そんな普通の会社員です。
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